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日記と小話
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あらすじと世界設定
人間と魔性(魔族や妖魔みたいなたぐいのもの)が共存する世界でのお話です。

魔性はいくつかのランクにわかれており、力が強い魔性ほど、容姿が美しいという特徴を持っています。
魔性は少なくとも2つ以上の命をもっていて、普通の人間では、殺せません。

唯一、対魔性の能力者であるものたちは、「浮城」という場所で生活しています。
「浮城」の人間の能力は大きくわけて、3タイプ。
魔性を殺すことの出来る破妖剣士、魔性を封じることが出来る捕縛師、魔性を仲間に引き込むことができる能力をもつ魅縛師です。
「浮城」の能力者たちには、魅縛師によって人間の仲間に変えられた魔性、「護り手」という相棒がいます。
魔性に脅えて生活する人々は、「浮城」に住む魔性に抗する力を持つ能力者たちに頼るしかありませんでした。

登場人物紹介
・薫
主人公。最強の破妖の剣「紅蓮姫」に選ばれた破妖剣士。
世界に5人しかいな妖主(魔性の王様)の一人「金の君」と、先代の浮城の長の間に生まれた、半人半妖。
その特殊な出生のせいで、相棒である「護り手」がいない。

・剣心
正体不明の上級魔性。
護り手のなり手がいなかった薫の前に突然現れ、そのまま護り手として居付いてしまうことになる。



元ネタは前田珠子先生の破妖の剣。
破妖の剣の世界設定をそのまま借りたパロですが、
元ネタ知らなくてもよめます。
完全なパロではなく、設定を自分好みにいじっています


興味がある方は、本編を読むをクリックしてください。

少なくとも元ネタの「破妖の剣」は面白いです。
ただ・・・続きが中々でませんが(苦笑)
早く完結させてくれ!
何年待たせれば気が済むんだー。




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ウチの抜薫小説、空は青く、花は舞いの番外編
読んでないとわけがわけがわからないと思いますー。
そしてこれリハビリ小説なので・・うまく書けてない。


一応エピローグ後(斉藤さんとの戦い終了後)の話


一昨日。
緋村剣心・・抜刀斎は新撰組の斉藤一との戦いを終えた。
斉藤一・・新撰組の中でも1、2位を争うほどの実力の持ち主と聞いたことがある。
それは事実だった。
斉藤一の剣は凄まじく、薫は始めて剣心が負けるんではないかという恐怖に脅えた。
二人の死闘の間、薫は瞬きすら惜しむほど、硬直をしていた。
超越した二人の剣技の前に、薫は何も出来ず、ただ剣心の無事を祈るしかなかった。
結局雌雄を決することなく勝負は終わったのだが・・。


「はい、包帯巻きなおしが出来ました。」
薫は、剣心の斉藤一につけらえた傷にあてる包帯を巻きなおす。
胸から腹部にかけて斬り傷は、幸い深くはなかった。
逆に斉藤も剣心からいくつかの傷をうけていた。
斉藤一・・。
薫は始めて、剣心と・・緋村抜刀斎と互角に剣を交える人をみた。
斉藤一との戦いで、薫は剣心の本当の実力を始めて知る。
薫が今までみてきた剣心の戦いは、剣心が全力を出さなくても勝てる相手と
全力を出せれない状況での戦いばかりだった。


「いつもすまないな」
「仕事ですからね。」
今の剣心と薫の関係は同志であり、先輩と後輩である。
薫の性別は隠されており、女であるということは、ごく限られたものしかしらない。
そして、剣心と薫の関係も、本当にごく一部のものしかしらない極秘状況だ。


「心臓がとまるかと思いました・・、これからもこんな戦いが続いていくんですね・・。」
緋村抜刀斎がいくら強くても、生身の人間・・。
斉藤一のように、幕府側にも恐ろしく腕のたつ人間がいる。
それを考えると怖くて仕方がない。
薫にとって緋村剣心を失うことほど怖いことはない。

「・・師匠が昔言っていた。
生きようとする意思は何よりも強いと。
俺には生きて帰るべき場所がある。だから大丈夫だ。」
帰るべき場所とは、神谷薫のいる場所・・。
薫のいる場所に帰るために必ず生き残る。

「絶対?」
私のいる場所に帰ってきてくれる?
「絶対だ」
剣心の瞳に嘘はなかった。
剣心のその言葉に、薫の不安は少し和らいだ。





「ねぇ、剣心。欧州ではね、白詰草の事をクローバーっていうの」
「クローバーでござるか?」
「妙さんに聞いたのよ。四葉のクローバーを見つけると幸せになれるんだって」
白詰草は三つ葉が多いだがたまに四葉のクローバーが混じっている。
それを見つけると、幸せになれるらしい。
「ちょっと探してみない?」
「いいでござるよ」
薫は剣心の返事を待たずに、四葉のクローバーを探し始めた。
真剣に探している姿は実に可愛いらしい。
薫は一生懸命に探している。

「剣心も立ってないで探してよ」
拙者はクローバーを探すよりも薫殿を見つめていたいそんな言葉を飲みこんだ。
「すまぬ」
剣心はしゃがみ、一緒に探し始める。

 

「なかなか見つけられないね」
「なかなかないから、有り難みがあるのでござろう」
 10分ほど探して飽きたのか薫は呟く。

「そうだけど」
「そろそろ帰ろう、薫殿」
空は真っ赤に染まり、太陽は山に隠れた。
もう日が暮れる。

「そうね。」薫も立ち上がる。
 四葉のクローバーと剣心は似ていると思う。
クローバーは人を幸せにしてくれるけど、クローバー自身は幸せになれない。
剣心は人のために剣を振るうけど、そのために大きな罪を背負った。

命がけで、明治という時代を作った英雄でありながら、彼は償いきれない罪を背負い生きている。
今までも、これからも。
自分を犠牲にしても、弱き人々を護るために戦うのだろう。


クローバーは人を幸せにするけど、クローバー自身を幸せにするにはどうしたら良いのだろう?
彼をどんなに好きでも、私は彼の罪を変わりに背負うことは出来ない。
剣心を幸せにするにはどうしたらいいんだろう?

帰り道、薫は呟いた「四葉のクローバー見つけたかったな」
例え言い伝えでも幸せを運ぶ四葉のクローバーを見つけて、剣心にあげたかった。


「また明日探せばいいでござろう。それに、拙者の四葉のクローバーはすぐ傍にある」
「えっ?」
「四葉のクローバーなどなくても、薫殿がいれば拙者は幸せでござるよ」剣心はそう言って穏やかに笑った。
そして、薫の手を握る。
「さあ、帰るでござるよ」
薫の頬は夕焼けのように赤かった。


某様へ捧げるために書こうと思ったネタ。あまりに駄作でここにアップ。
クローバーは、明治時代以降、飼料用として導入されたものが野生化したらしい。
このようにSSをアップしていく予定。
誰も見てないし、いいよね。

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