忍者ブログ
日記と小話
[16]  [15]  [14]  [13]  [12]  [11]  [10]  [9]  [8]  [7]  [6
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


ウチの抜薫小説、空は青く、花は舞いの番外編
読んでないとわけがわけがわからないと思いますー。
そしてこれリハビリ小説なので・・うまく書けてない。


一応エピローグ後(斉藤さんとの戦い終了後)の話


一昨日。
緋村剣心・・抜刀斎は新撰組の斉藤一との戦いを終えた。
斉藤一・・新撰組の中でも1、2位を争うほどの実力の持ち主と聞いたことがある。
それは事実だった。
斉藤一の剣は凄まじく、薫は始めて剣心が負けるんではないかという恐怖に脅えた。
二人の死闘の間、薫は瞬きすら惜しむほど、硬直をしていた。
超越した二人の剣技の前に、薫は何も出来ず、ただ剣心の無事を祈るしかなかった。
結局雌雄を決することなく勝負は終わったのだが・・。


「はい、包帯巻きなおしが出来ました。」
薫は、剣心の斉藤一につけらえた傷にあてる包帯を巻きなおす。
胸から腹部にかけて斬り傷は、幸い深くはなかった。
逆に斉藤も剣心からいくつかの傷をうけていた。
斉藤一・・。
薫は始めて、剣心と・・緋村抜刀斎と互角に剣を交える人をみた。
斉藤一との戦いで、薫は剣心の本当の実力を始めて知る。
薫が今までみてきた剣心の戦いは、剣心が全力を出さなくても勝てる相手と
全力を出せれない状況での戦いばかりだった。


「いつもすまないな」
「仕事ですからね。」
今の剣心と薫の関係は同志であり、先輩と後輩である。
薫の性別は隠されており、女であるということは、ごく限られたものしかしらない。
そして、剣心と薫の関係も、本当にごく一部のものしかしらない極秘状況だ。


「心臓がとまるかと思いました・・、これからもこんな戦いが続いていくんですね・・。」
緋村抜刀斎がいくら強くても、生身の人間・・。
斉藤一のように、幕府側にも恐ろしく腕のたつ人間がいる。
それを考えると怖くて仕方がない。
薫にとって緋村剣心を失うことほど怖いことはない。

「・・師匠が昔言っていた。
生きようとする意思は何よりも強いと。
俺には生きて帰るべき場所がある。だから大丈夫だ。」
帰るべき場所とは、神谷薫のいる場所・・。
薫のいる場所に帰るために必ず生き残る。

「絶対?」
私のいる場所に帰ってきてくれる?
「絶対だ」
剣心の瞳に嘘はなかった。
剣心のその言葉に、薫の不安は少し和らいだ。




PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新コメント
[07/14 満月]
[06/27 緑]
[06/27 霖雨]
[02/21 piperpreec]
[02/21 winswodega]
最新記事
最新トラックバック
プロフィール
HN:
弓乃
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
るろ好きの隠れオタクです。
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
アクセス解析
アクセス解析


photo by Stellarum
忍者ブログ [PR]